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此処は二次創作ポケモン擬人化ブログです。                                    公式、関連の企業様とは一切関係ありません。 !人外/腐ネタ/年齢制限/その他もろもろ注意!
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    !!注意!!
 ・台詞だけ並んでる不親切設計。
 ・あまりにも平然と腐向けです。
 ・あまりにも平然と暴力/流血あります。
 ・読んでからの苦情はお断りダゾ!

登場人物紹介(見ないで進んでもおkです)
 【http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/597e0d2c6a20b04a87f3bb6d00faf09e/1396755063

以上のことが大丈夫そうな方のみ、自己責任でどうぞ。
追記からはーじまーるよー!








      《正午 経済の町にて》
  このぶ「ハローハロー御機嫌よう!」
  あろう「・・・誰?」
  ながと「フシンシャ! フシンシャ!」
   乙女「いちいち相手にすんな。つーかなんで俺の名前だけ漢字表記だ」
  このぶ「あらら、初対面なのになんて失礼な人たちデシょう。
       それとも聞こえてなかったかな?」
   乙女「初対面でそんな挨拶をしてくる奴の方がよっぽどだろ」
  このぶ「なんだ聞こえてるじゃないか」
    ?「おーい、お待たせー」
  このぶ「!」
   乙女「おせぇバカのりたま」
   のり「ごめんごめーん。あんまり手頃な奴いなくってー。
       ところでそっちの人はー? ひょっとしてトンボの友だちー?」
   乙女「こんな変態と同類みたいに言うな。どっちかっつーとオマエのが近いだろ」
   のり「あ、トンボーそれはこの人に失礼だよー」
  あろう「自覚あるんだ」
  このぶ「きミがのり? あの“血染め雪”の?」
   のり「たしかにおれがのりですけどーその血なんちゃらは知らないですねー」(へらへら
  あろう「・・・・・・」(やれやれ
  このぶ「・・・あっそう。デもどうやらおレの同類みたいだから、きミデ間違いないみたいだね」
のり乙女「「?」」
  このぶ「だってあンタ、グールなんでしょ?」
  あろう「!」
   のり「はあ?」
  このぶ「おっとご心配なく! 実はおレ、きミ達のこと調査シてから来たんだ。
       だから今更隠そうとシたって無駄。ご理解頂けたかな?」
  あろう「わたし達のこと、どこまで知ってるの?」
  このぶ「人に会う機会は少ない方だからね、念のため素性はそこそこ聞いておいたよ。
       例えばきミは元花売りデ、その頭のペラップは人型種なんだろ?
       デ、きミが薬中麻薬売りの息子」
   乙女「・・・・・・」(ヒクッ
   のり「このぶさん」
  このぶ「ん?」
   のり「用件は何? 早くしてくれないと、きみのこと撃っちゃうかもしれないよ、おれ」
  このぶ「・・・あ、あはは」(汗


      《経済の町東地区 とあるマンション》
   のり「はーい、着きましたよー」
  このぶ「ホントに凄腕の情報屋居るの? どう見たってただのボr」
   のり「それ以上言うと不味いんじゃないかなー。今おれ達向こうに丸見えだよー?」
    ?『そいつの言うとおりだぞ、坊主』
  このぶ「!」
   のり「ダメですよトグロさんー、急に話しかけるから吃驚しちゃったじゃないですかー」
  トグロ『そっちの都合なんか知るか。
       てか、勝手に客を連れてくるもんじゃないぞ、そそ――・・・』
   のり「のーりー」
  トグロ『・・・のり。すまん間違った。
       鍵開けてやるから、まあとりあえず入れよ。話はそれからだ』
   のり「はいはーい。ほら、このぶさんも早くー」
  このぶ「あ、ああそうだね・・・お邪魔シまス」

  トグロ「よっ。よく来たな」
   のり「一昨日来たばっかりですけどねー」
  このぶ「あンタがトグロ?」
  トグロ「トグロ“さん”だバカ野朗。ったく、これだから最近のガキは・・・」
   のり「トグロさん、その台詞オヤジ臭いよー?」
  トグロ「やかましい。ガキはガキだ」
  このぶ「ガキ呼ばわりされるほどの歳じゃないんだけど、おレ」
  トグロ「そうは見えんがな・・・ん? 待てよ、名前は?」
  このぶ「ニャルマーのこのぶ。木と曹でこのぶね」
  トグロ「色違いのニャルマー・・・やっぱな。のり、こいつが帰るまで居ろよ」
   のり「えーおれだって仕事があるのにー!?」
  トグロ「連れて来やがったのはお前だろうが。ったく、なんだって要注意人物なんか・・・」
   のり「え、そ、そうなの?」
  このぶ「自警団に追われてるって意味デならそうだね」
  トグロ「それ以外の意味でもに決まってるだろうが。
       こいつはお前と同類のグールであり、死体の身でありながら死霊使いでもある。
       賞金首を自作のゾンビに食い殺させて、
       今度はそのゾンビを自分で食い殺すイカレ野朗だ」
   のり「わーお」
  トグロ「で? イカレ野朗がこの俺に何の用だ」
  このぶ「待ってました! 実は売って欲シい情報があって・・・」
  トグロ「勿体つけずに言え。そしてさっさと帰れ」
  このぶ「おレの情報を売って欲シいんだよ」
  トグロ「・・・は?」
   のり「えーと、つまり?」
  このぶ「いや、おレって実は生きてた頃のことあんまり覚えてなくって。
       出身地とかそういうのは特にね。
       そりゃあ全部を思い出シたいとまデは言わないけど・・・
       デもやっぱり気になるもんデシょう?」
  トグロ「悪いが、此処らじゃお前は正体不明で有名なんでな。
       だがそれでもって言うなら、覚えてる範囲でプロフィールを上げてくれ。
       今から調べる」
  このぶ「おや、お兄さんさり気なくおレの情報取っておこうと思ってる?」
  トグロ「そのとおりだ。が、調べるってのも本気だから心配すんな。
      もちろん情報の分だけ料金もまけてやるよ」
   のり「せっかく此処まで来たんだし、お願いしたらー?」
  このぶ「まあ、そだね。それに隠すほどのプロフィールでもないし。
       それじゃ早速・・・出身地は覚えてないってのは言ったか」
  トグロ「歳は?」
  このぶ「実はよく覚えてない。けど、うら若き10代デはないのは確実。
       ・・・それから、兄弟が一人だけいたね。おレと同じ色違いの」
  トグロ「上と下どっちだ?」
  このぶ「さあ?」
  トグロ「ホントにほとんど覚えてないのな!」
   のり「だから困ってるんじゃないー?」
  このぶ「そうなんだよ! おレは兄弟とまた会いたいけど、
       住んデたところも自分のことも分かんない!
       シかも愛シの兄弟がそもそも上だったか下だったか、
       はたまた双子かも覚えてない!
       覚えてるのはおレが相手を大好きデ、所謂ヒミツの関係ってことだけ」
  トグロ「とりあえずお前がなんで要注意なのかは分かったぞイロキチ」
   のり「このぶさんったら大胆ー」
  このぶ「いやぁ照れるね。デ、何か分かった?」
  トグロ「特には何も。ただ、一つだけ・・・」
  このぶ「?」
  トグロ「お前、この島の住人じゃないかもしれないぞ」
  このぶ「へ?」
   のり「それって・・・で、でも!」
  トグロ「人型種の色違いってのはただでさえ珍しいんだ。
       兄弟で色違いってなると、なんの情報も引っ掛からない方がおかしい」
  このぶ「・・・そう。となると、ここデの兄弟探しは絶望的だねぇ」
  トグロ「だろうな」
  このぶ「デもまあ、来て良かったよ。ありがと」
  トグロ「おう」
   のり「あ、おれ送っていこうかー?」
  このぶ「いいや、今から行く所あるから遠慮スるよ。それじゃあね」
  トグロ「また来いよ」


      《夜 経済の町北地区某所》
  このぶ「・・・―――ってことがあったわけデスよ」
とかきぼし「そんな下らん話をする為にわざわざ儂のところまで来たのか?」
  このぶ「他人の腹掻っ捌いといてそりゃないデシょう!?」
とかきぼし「動くな。帽子の型が崩れるじゃろう」
  このぶ「あのねぇ・・・」
とかきぼし「よし、完成じゃ。もう動いていいぞ」
  このぶ「おレの血の色はどうよ?」(ドヤッ
とかきぼし「やはり鮮血でないと決まらんな」(スパッ
  このぶ「・・・・・・」
とかきぼし「それで? 余所者だと言われた感想は?」
  このぶ「まだ確定じゃないんデスけどねー。
       デもまあ・・・そうだね。今までの苦労が無駄だったって分かって清々シた」
とかきぼし「そこは落胆するところじゃろう」
  このぶ「まさか! だってもシこの町に居るのだとしたら、
       おレの頭はとうとう兄の顔スら忘れたことになるんだよ!?」
とかきぼし「!」
  このぶ「なんだよ急に目かっ開いて・・・」
とかきぼし「主、今・・・兄と言ったか?」
  このぶ「うん・・・あれ? あ!」
とかきぼし「今から情報屋に行って来い」
  このぶ「もう夜中だよカッキー。あの人おレのことイロキチって言ったんだよ?」
とかきぼし「カッキー言うな。兄の情報が欲しかったのではないのか」
  このぶ「・・・分かったよもぅ」

  このぶ「まったく、娯楽の町を夜中にうろつくなんてバカのスることだぞ。
       まあおレは襲う側なんだけどね・・・ヒヒッ」(自暴自棄
    ?「おい、そこの!」
  このぶ「はいはい、おレのことかな? ・・・おや、きミとは確か初対面だよね」
 カノトミ「俺はカノトミ。ちょっと荒っぽいバトル屋だ。
      てめえは確か・・・自警団が追いかけてるっていう野朗だったよな?」
  このぶ「さあ、何のことデシょ?」
 カノトミ「あくまでシラを切るってわけか・・・ルワカ!」
  ルワカ「おう!」(とびひざげり
  このぶ「おっと」(回避
  ルワカ「ちょ――・・・ぐえっ!?」
 カノトミ「てめえルワカァ!! なに外してやがんだ!」
  ルワカ「んなこと言われたって、コイツひょろひょろでよぉ・・・」
 カノトミ「チッ・・・とまあ、痛い目に遭いたくなかったら一緒に来てもらおうか?」
  このぶ「えーやだこわーい」(棒
 カノトミ「おい、てめえのせいでナメられてんじゃねぇか!」
  ルワカ「オレのせいかよ」
  このぶ「やだな、舐めてなんかいないよ。お兄さんたち美味シくなさそうじゃないか」
 カノトミ「・・・どうやら大人しく付いて来る気はねぇようだな。やるぞ相棒」
  ルワカ「へいへい。ったく人遣いの荒い野朗だなァ!」(ローキック
  このぶ「わっ!?」
 カノトミ「もらった! ―――・・・っ!?」(何かに足を掴まれる
  ルワカ「おいカノトミ! さっさと決めねぇと・・・おい、なんだその足の?」
  このぶ「お兄さんの方もだよ」
  ルワカ「あん? って、なんだこりゃ気持ち悪ぃ!?」
  このぶ「情報屋さんは知ってたけど、あンタ達は知らなかったのかな?
       自己紹介シてなかったね。死霊使いのこのぶデス。以後、お見知りおきを」
 カノトミ「死霊使いだぁ!? クソッ、自警団の事務所にはそんな情報・・・!」
  このぶ「あら、そ。それはご愁傷さまだったね。
       心配シなくても賞金首以外は殺シたりシないよ。
       ・・・けどまあ、指一本くらい食べさせないとその子達暴れちゃうからなぁ」
 カノトミ「っ!」(ぞくっ
  ルワカ「お、おいカノトミ・・・!」
  このぶ「大丈夫、痛スぎて痛覚なんかすぐに麻痺スるから」


        (ドスンッ)


辛子児童「「!?」」
  このぶ「何あれ」
 カノトミ「ラムパルドの石像?」
    ?「・・・――くっ、ははははははっ! あはははっひひゃはははっ!!」
  このぶ「!?」
 カノトミ「喋る石像ってことは間違いねぇ・・・“石の猛獣”だ!」
  ルワカ「いっ!?」
 とうてつ「おーオレのこと知ってるなんて、オマエ意外と物知りだなァ!
       たしかにオレが“石の猛獣”とうてつだけど、何か用かァ?」
  このぶ「いやいや、突っ掛かってきたのあンタの方だから」
 とうてつ「まさかァ。オレは突き落とされただけだぞ」
  このぶ「へ?」
 カノトミ「後ろだバカ!」
        (ヒュッ)
  このぶ「っ!」(奇襲攻撃をギリギリで回避
 エミクサ「あーん、せっかく助けてやろうと思ったのにどうして教えちゃうんですかぁ!?」
 カノトミ「うっせぇ! 獲物を殺されちゃ堪ったもんじゃねぇんだよ!」
 エミクサ「そちらの都合なんて知りませんよぉ」
  このぶ「わお・・・“石の猛獣”に続いて、今度は“黒薔薇の女王”か」
 エミクサ「あ? お前もう一回その名前で呼んでみろ、今度こそ殺すぞ」
  このぶ「うわ怖い。デもそんな簡単に殺される気はないんだよね」(指パッチン
        (しーん・・・)
  このぶ「・・・あ、あれ?」(汗
 とうてつ「どうかしたのかァ?」
  このぶ「ちょ、ちょっと待って・・・なんデ出て来ないんだよアホゾンビ共ぉ!」
  きあき「そりゃそうだよ、なんたってオレの可愛いゾンビちゃん達が
       地下で食い止めてくれてるんだから!」(ドヤッ
  このぶ「・・・・・・」(呆然
  ウキヨ「そこのお兄さんたち、もう逃げられるけど逃げないの?」
 カノトミ「・・・はっ! ず、ずらかるぞルワカ!」(逃
  ルワカ「待てって、置いてくなよ相棒!」(逃
  このぶ「・・・で? 何か用?」
  ウキヨ「あ、観念するんだ」
  このぶ「そりゃそうデシょーが。今のおレは牙も爪もない獣なんだから・・・」
  ウキヨ「それもそうだ。それじゃ単刀直入に言うと、君が殺した賞金首、
       僕らの仲間になったかもしれない人だったんだ。
       誘ってみたら思いの外良い返事をしてくれてね」
  このぶ「ほーほー。それデ敵討ちにきたと?」
 エミクサ「まさか! アレは仲間になるふりしておいて、俺たちを突き出そうとしたクズ野朗だ。
       なんでわざわざ、そんな面倒なことしなくちゃいけない」
  このぶ「んん?? と言うと、つまり?」
  ウキヨ「いちいち口挟まないでよエミクサ・・・まあつまり、僕たちの仲間にならないかって話。
       君が候補を減らしてくれたお陰で、一人分迎える準備はできてるんだ。
       見たところ実力もあるようだし、君も僕らと同じ追われる側なんでしょ?」
  このぶ「ちなみに断ったら?」
  ウキヨ「僕は何もしないけど、たぶんエミクサのご飯あたりになるんじゃないかな」
  このぶ「そりゃあ怖い。けど、答えはノーだ。
       おレはお尋ね者になるつもりはないんデね」
  ウキヨ「・・・そう。残念だよ」
        (ゴウッ)
  このぶ「ぅひぃっ!」(回避
 エミクサ「チッ外したか」
  このぶ「ちょっとタイム! 数秒前まデ勧誘シておいて、そりゃないデシょ!?」
 エミクサ「関係ないな。俺はこの薔薇が血に染まればそれで満足なんだから」
  このぶ「お前も血が目当てか、クソッ! カッキーポジは一人デ充分だ!」
 エミクサ「カッキー? って、おい止まれ!!」
  このぶ「はい?」(停止
        (ズドゴンッ)
  このぶ「・・・・・・」(冷や汗
 とうてつ「エミクサばっかりズルいぞ、オレも壊したいなァ!」
 エミクサ「ダメ。お前のは趣味だろ? 俺のは食事、基本的欲求!」
  ウキヨ「二人とも、これ以上街壊したら賞金稼ぎが来るよ」
  このぶ「・・・っ!」(口ぱくぱく
 とうてつ「エミクサのケチ・・・じゃあ早い者勝ちで良いかァ?」
 エミクサ「フンッ! 速さでお前が勝てるものならご自由に。どうせ勝つのは俺だ」
  このぶ「冗談きつスぎるデシょう!」
  きあき「やれやれ、やっぱりきくら連れて来なくて正解だったな」
  ウキヨ「どうだろうね。さて、それじゃか弱い僕たちは退散しようか」
  きあき「りょーか―――・・・」

        (ドスッ)

  一同 「「「!?」」」
  ウキヨ「き、きあき!?」
  きあき「いったぁ~っ!! 何これちょっと本気で痛いんですけども、
       頭に何か刺さってる!?」
  ウキヨ「・・・お、斧」
  きあき「痛さからそんなんじゃないかと思ってた!」
  このぶ「赤い鎌状の斧・・・キー坊!」(ぱあっ
とかきぼし「次その妙なあだ名で呼べば容赦せんぞ」
 エミクサ「お前は・・・!」
  ウキヨ「知っているのかエミクサ!?」
 エミクサ「俺と同じ血に餓えた異形だよ・・・チッ、なんだってこんな所に」
とかきぼし「その異形というのもあまり好きではないが仕方ない。
      儂はアブソルのとかきぼしじゃ。レッドキャップという妖精でもある」
  ウキヨ「なるほど、アンシリーコートの一種だね」
 エミクサ「それで、“血染め帽子屋”が何の用だ?
       まさかこの俺の食事を邪魔しに来た、なんてことないよな」
とかきぼし「残念ながらそのとおりじゃ。
        こやつは儂の常連でな、ついさっきも一つ帽子を仕立てさせてもらった。
        食おうにも今は血なぞほとんどないが・・・それでも食うのか?」
 エミクサ「・・・・・・」
 とうてつ「おーほー。じゃあソイツはオレがもらって良いんだなァ?」
とかきぼし「たわけ」(きあきの頭に刺さっていた斧を振り下ろす
  きあき「ぎゃっ!?」
  ウキヨ「見せられないよ――・・・ひぃっ!?」(斧を突きつけられて硬直
とかきぼし「これ以上儂らに関わるようなら、次はこの小僧の首を落とすが?」
  ウキヨ「ごめんお願いだから言うこと聞いて・・・きあきと違ってマジで死んじゃう・・・」
  きあき「死んだら是非オレのゾンビに!」
  このぶ「いやいやおレのゾンビに――・・・ぎゃんっ!?」(殴られた
とかきぼし「で?」
 エミクサ「・・・獲物は他をあたるぞ、とうてつ」
 とうてつ「ぶー」
  ウキヨ「ありがとう二人とも・・・」
 エミクサ「ありがとうなんて言うなよアホらしい。そいつには昔の借りがあったってだけだ」
とかきぼし「ほう、まだ覚えておったか。意外に律儀じゃな」
 エミクサ「うるさいっ!」
  ウキヨ「何にせよ今日は悪かったよ・・・でももし気が変わったら尋ねてきてね。
       歓迎するよ、二人共」
  このぶ「後ろ向きに検討シておくよ」
とかきぼし「・・・――行ったか。さて、儂らも戻ろう」
  このぶ「え、情報屋さんは?」
とかきぼし「確かに行けと言ったのは儂じゃが、流石に営業時間を過ぎてしまったじゃろう」
  このぶ「そりゃそっか。じゃあ・・・戻ろうってことは泊めてくれるのかい、友よ!」
とかきぼし「此処まで来たからには泊めぬとも言えん」
  このぶ「やったぁカッキー太っ腹!」
とかきぼし「勿論タダではないぞ。丁度そろそろ仕上げたい帽子がいくつかある。
        最初はうむ、あの三角帽から取り掛かろうか。その次は――・・・」
  このぶ「おレってば今夜は野宿シちゃおうかな」


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