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世界観設定更新、パート2!!
今回はXY伝説の登場で「ああいよいよかんがえないといけなくなったなぁ……(白目)」となった、生と死、魂の往くところについて。

本文は例によって例のごとく追記より。
それほど重くはありませんが、一応画像あるので注意です。





島内とそこに生まれ育った者たちは、外とは違う理のもと暮らしている。
世界から隔離されたこの島は、あらゆる不条理を条理とし、不可解な法則に従っている。

その最たるこそ、魂の循環だろう。



※図内で描き忘れましたが、環を構成する点の一つ一つが魂です。



島の住人たちの魂は巨大な流れに従い、輪廻を繰り返す。(上図参照)
環は常に一方向へ廻り続けている。
環を構成する魂の数は一定であり、増えることも、減ることもない。
ただ単に「生者が多く、死者が少ない」か、「生者が少なく、死者が多い」かというだけである。
住人が島外で死亡した場合も、魂は島に還ってくる。
島外の者が島で死亡しても、この環に加わることはない。島外の節理に従い、還ってゆく。


生きている間、魂が環を廻る速さは運命に定められた速さから変わらない。
しかし死んでいる間は現世の状況に応じて変動する。
生者が多いと環は遅く廻り、死者が多いと環は速く廻るようにできている。


魂の循環において、禁忌とされることが3つある。
一つは「逆流」。環の向きを逆走し、蘇る行為である。
これを行った場合、島に大量の妖気が溢れる。
また逆流による蘇りは魂に激しい苦痛を与え、そこから生じる負の感情により、結果として大量の邪気を生む。
よって、これは現在島を脅かしている問題を助長し、また倫理の面からも、禁忌とされた。

二つ目は「加速」。故意により、輪廻を速める行為である。
生者の流れを速めることは即ち、人を殺すということである。
死者の流れが速まると、魂は十分に浄化されない。その為、転生に支障をきたす可能性がある。
結果、島そのものの寿命を縮める為、これは禁忌にあたる。

三つ目は「減少」。環を構成する魂の総量を減らす行為だ。
魂は新たに生まれない(とされている)ので、魂が減っていけば、いずれ必ず枯渇する。
故にこれを許せば、いつか島は生物のいない不毛の地となってしまう。その為、これも禁忌となった。

これら禁忌のうち「逆流」と「加速」をアルセウスより許された者たちがいる。
“還魂の王”ゼルネアスと、“鎮魂の王”イベルタルである。
ゼルネアスは「逆流」させる力を、イベルタルは「加速」させる力を持つ。
しかしこの2匹は力を持ち行使できるというだけで、これらが生み出す問題を解消できているわけではない。
故に彼らは常に“秩序の王”ジガルデに監視されている。


死者の魂を無理に加速させ、異形の者として生み出す存在がある。それが“邪気”である。
邪気に取り込まれた魂は転生まで急加速し、異形として生まれ変わる。これが島の人々が言う「異形転生」だ。
これにより魂の浄化は十分に行われず、生前の記憶を色濃く残すのだといわれている。
また、なんらかの理由で環に戻れなかった魂は、ほとんどの確率で邪気に取り込まれる。
これを避けるため、ヨマワル族やバケッチャ族(ただしパンプジンは除外)は魂の還元をギラティナより命じられている。




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