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此処は二次創作ポケモン擬人化ブログです。                                    公式、関連の企業様とは一切関係ありません。 !人外/腐ネタ/年齢制限/その他もろもろ注意!
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ツイッターでSヅリさんに予告した、メラルバ♂エヒロ(上官)の設定とか話とか。
本文は追記にて。
長いうえに読み易く整理されてないので、読む方はお時間がある時に、目を休ませながらでお願いします!




年齢:39歳(邪気の影響で老けて見える)
身長:160㎝(イッシュ男性にしては小さ過ぎる)
一人称:私
二人称:お前 貴様
趣味:異形の観察と研究
好物:特になし
嫌物:ミオとその信奉者

生まれつき呼吸器系が未発達で、激しい運動を行うと酸欠状態となり、最終的には倒れる。吐血は研究詰めによる胃潰瘍が原因。

ウルガモス♂ミオの養子の息子であり、ウルガモス♂いなりの父。妻は12年前に怪死しており、息子にも愛想を尽かされている。

生まれついた身体が進化(+そのための修練)に耐えられないため、生涯メラルバのままでいるしかない。自らを「落伍者」と見ている周囲を見返すため、異形の力を取り込む研究をしている。

エヒロの人生は赤子のときには「この子は長生きできないかも」みたいなことママンボウ族のお医者さんに言われるところからスタートなんですが、これって実はエヒロが目の仇にしてるミオさまも生まれたとき似たような感じだったんですよ。エヒロは知らないけどぉ!
なのにこんなに明暗くっきりなのは、まあ、題したとおり「エヒロが運命からも見捨てられた男だったから」。
ミオさまは運命に愛し尽くされて死ぬ。エヒロは生まれてから死ぬまで運命に見向きもされないまま虫のように死ぬ。少なくとも、協力者に出会うまではそのはずだった。


じつはエヒロ自身は「タイリの末裔による復権を目論んでいる一族」ではない。
ただ、周囲がエヒロを落伍者として謗る中、「強さだけが人の価値ではない。そなたはそなたの生き方を見つければ良い」という言葉を投げかけ続けるミオのことを目障りに感じていた。「全てに愛され全てを持っているあんたに、私の何がわかる」と。
10歳――同世代の同族が進化を見据えた鍛錬をはじめる頃、エヒロは「タイリの血族による復権」を目論む一派が少数ながら存在することを知った。それはミオに嫁いだトヨシの存在に違和感を抱いた結果だった。(※トヨシは復権を目論む一族の娘)
彼らもエヒロを“出来損ないの落伍者”としか見なかったが、エヒロは「捨て駒でもなんでも良い」と言って彼らに言い寄った。
彼は理由をいろいろ並べ立てたが、本当のところは単純に「ただあの男が気に入らない」
とはいえ、いくら人手不足の彼らでも、まだ子供のエヒロに活動を任せることはできず、結局エヒロは追い返されただけに終わった。

彼らがエヒロを正式に協力者と認めた――否、協力してくれるよう頼み込んで来たのは、エヒロが16歳になった頃。
彼が研究の末、「外法」という低級異形を使役する術を完成させた後である。
その時のエヒロには既に彼らの目論む「外部(他種族)からの圧力による失脚」「スキャンダルでの失脚」「資金面での攻撃」にはまったく効果がないと理解していた。
既に“地に住まう太陽”は伝説であり、他種族長のような方法で排除することなど出来ない。たとえメラルバ族全体がそれを望んだとしても、必ず他種族からの妨害を受ける。それは7年前に旧教団が解体させられたにも関わらず、今尚ミオがイッシュ最高権力者であり続けているという現状が裏付けていた。
エヒロはこの勝負に生涯と、自らの子孫すらをも捧げると心の内で誓った。

必要なのは、他種族たちを黙らせるための「ミオの血統」。族長の世襲制が多い他種族たちなら、血を引く者ならば「ミオの正統なる後継者」として認めるだろう。
もちろん、それが事実である必要はない。ただミオの血統であると外部に信じさせることが必要であり、そのためには純度の高いメラルバ族の血を引いた子供が必要だった。
しかし祖たるイヴがミオを拒んだことにより、現状メラルバ族の人型種にはそれに当てはまる存在がいない。
彼が協力する一族はイヴの血を薄めぬよう近親相姦により血を繋いでいたが、それでも最初の夫に問題があったのか、それとも以降何かあったのか、イヴに見られたという原種の羽はなかった。
エヒロは一族の中で最も血の濃い女へ言い放った。「原種の雄とまじわれ」と。
その狂気的ともいえる営みの末に生まれたのがウルガモス♀ありあけである。
(彼女は自分をミオとイヴの間に生まれた子の末裔であると聞かされ、それを信じている)

次にエヒロが行ったのは、「ただ黙ってチャンスを待つ」こと。彼の協力者たちは以前より様々な方法で暗躍し、失脚の機会を自ら儲けようとしていたが、それは大きな間違いであるとエヒロは言った。
あまり動き過ぎれば勘付かれるというのもあるが、そもそも、神にも近しいあの男を倒すことはできないのだと。
だが倒すだけが勝つ方法ではない。狙うならば「失脚」ではなく「引退」が最も現実的ある。
そして動くなら、“太陽”の信奉者が大半を占めるイッシュ海底遺跡ではなく、“太陽”による幻想に目がくらんでいない者が大多数である本土である。
海底遺跡内に比べればほんの少しの偏見しか持たない本土民の前に、メラルバ族全体を信用させた上で、「ミオの血統」としてさも正統な後継者であるように純血の者を担ぎ出す。
奇しくも、誰よりも彼を敵視しているエヒロこそ、ミオが30日戦争に勝つと信じていたのであった。

それから更に数年が経ち、ついに本土との30日戦争が終わった。
これほどの激戦を乗りこえた直後であれば流石の“太陽”も多少は消耗し、引退の時期であるように演出できると思っていたが、エヒロの期待は呆気なく崩れ去る。
むしろ大乱の英雄として担ぎ上げられ、本土の民からも信頼を寄せられるようになり、果ては史上類を見ない高齢でイッシュ代表にまで任命されてしまった。

好機を期待した自分が愚かだったと落胆するエヒロだったが、ここに来て思いがけない戦果を得る。
ミオの絶大な権威を警戒する本土王族により、「ミオは蟲里への立ち入りを事実上禁じられた」のである。
加えて、族長と切り離されたメラルバ族を憐れんだのか、蟲里の長がウルガモス♂カナカを自分の補佐役に任命した。エヒロはカナカを忌み嫌っていたが、だからこそ彼の誠実さはよく理解していた。カナカならば必ずや 「“太陽”の種族」ではなく「メラルバ族」という信頼を里長に売り込めると確信した。
これを好機と見たエヒロは、自らも動き出す。彼は自らが生み出し研鑽し発展させてきた「外法」と、それを生み出すために研究していた「退魔術」を織り交ぜた技術を確立させ、蟲里の忍を中心にこっそりとばら撒き始めた。
この結果、蟲里内でのメラルバ族の評価は、ミオとは関係のないところでも徐々に上がりつつある。この状態を続ければ、いずれメラルバ族は「種族として」外部から認められるだろう。

あとは「自分たちは“太陽”一人に頼り過ぎていたのだ」と民衆に思わせる、その切っ掛けが起こるのを待つだけ。


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