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此処は二次創作ポケモン擬人化ブログです。                                    公式、関連の企業様とは一切関係ありません。 !人外/腐ネタ/年齢制限/その他もろもろ注意!
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≪“逆さの王”ぎらてぃな(♀寄り)さかしの≫

  !!注意!!
・いつものセリフと効果音だけが並んでるやつ。
・流血と暴力とお決まりのベッタベタ展開
・こちらは腐向け作品と同じ製造レーンで製造されております(腐向けではない)
・今回、狂犬編のネタバレは 特 大 級 です(ツイッターに上げたやつにも書いてある内容)

引き続き色分けできるように祈っててください(懇願)
訂正でカウンターめっちゃ回すとかなり虚しいんじゃい……




  ウノメ「一番手とか~~~やる気出ないッスよおぉ~~~~」(うだうだ
   ネス「お、止める? 止めとく??
      入らずにリタイアでも罰金100ポケだけど止めとく?」
  ウノメ「鬼がいる……」
   より「出費を抑えることだけ考えろ。頑張れ」
  ウノメ「うぅー……じゃあ行って来ますッスよぉ……」(とぼとぼ
  サノメ「頑張るッスよー!」
 ゆきまひ「くれぐれも無理だけはしてくれるな」

      (バタン)

   より「てかさ……毎回稼ぎの端数持ってってるネスの罰金が
      俺達と同じ100ポケなことに理不尽を感じます」
  キヒト「そんな事してるのか御前……」
   ネス「俺、リーダーなんで」(爽やかな笑顔
 ゆきまひ「そういう奴をリーダーとは言わん」
   ネス「えー」
  サコツ「なんか待ってるだけって暇だねぇ」
   キト「それなら茶でもどうだ?」
 ゆきまひ「キサマが淹れろよ」(キトを睨む
  サコツ「う~ん、アタシ最後だしそうしてよっかなぁ」
   より「そういや、ウノメの前には何が出てくるんだろうな?」
   ネス「ふといホネ装備で“はらだいこ”直後の攻撃特化ガラガラ」
   より「ウノメじゃなくても怖い」

      (バンッ!!)

  ウノメ「うわああああああっ!!」(泣きっ面で飛び出してくる
   一同『!』
  ウノメ「サノメええええ兄貴いぃぃぃぃ!!」(サノメとネスに飛びついてくる
  サノメ「ちょ、落ち着くッスよウノメ!?」
   ネス「おーよしよし、怖かったね。
      ビビリ君の罰金は落ち着いてからでいいよー」(ウノメの頭撫で
   より「悪魔がいる」
 ゆきまひ「まあ、そう簡単に行くわけないか。どれ……」(隠し扉を出す
  ウノメ「うぅぅ、情けないッス……面目ないッス……
      もうお婿に行けないッスぅぅ……」(ぐずぐず
  キヒト「嫁を貰うわけじゃないのか」(苦笑
   ネス「ちなみに何が出たの?」
  ウノメ「……そんなの恥ずかしくって言えないッスよ」
   ネス「ですよねー。まあいいや、人によって出るもの変わるんだし。
      ……それじゃ、賞金は俺がもらっちゃうから
      ヨロシクね♪」(懐から何かを取り出しながら扉の前へ
   より「ん? なんだよそれ」
   ネス「耳栓とアイマスク」
   一同『汚すぎる!!』
   ネス「気付かない方がバカ~♪ それじゃあねー」(しっかり装備して入室

      (バタン)

      《数分後……》
   ネス「ただいま」(ケロッとして戻って来た
  キヒト「遅かったな。特に変化は見られないが……えーと、成功したんだよな……?」
   ネス「ううん。失敗しちゃった」
  キヒト「へ?」
   より「あれ、じゃあ……それ効果なかったのか……?」  
   ネス「いいや、何も見えないし聞こえなかったよ」
  キヒト「じゃあ何で?」
   ネス「入ってから気付いたんだけど、何も見えないし聞こえないんじゃ
      “宝部屋の悪夢”の仕組みなんてわかるわけないじゃん?
      で、もしこれが異形による特殊能力とかだったら迂闊に動けないじゃん?
      ってことを散々考えた結果、諦めたわけ」
 ゆきまひ「……外してみようとは思わなかったのか?」
   ネス「ヤだよ怖いもん」


  サノメ「それじゃあ行ってくるッス。
      といってもウノメがあれなんで、あまり期待しないでほしいッスが……」
   より「わかってる。無理すんなよ」
   ネス「いってらー」(顔面に“チキン王”の張り紙

      (バタン)

  キヒト「……今気付いたんだが、ミオだったら一発クリアだったんじゃないか?」
 ゆきまひ「ハッ!!」(思わず立ち上がる
   キト「何故真っ先に頼まない」(呆
   ネス「あー。それ、無駄だったと思いますよ」(張り紙を外しながら
イッシュ組「「「?」」」
   ネス「昼間話した人の中で、ミオ様が一番嫌がってましたから。この部屋に入るの」
   より「え? そんな話してたか?」
   ネス「いんや。でも口ぶりで分かった」
  キヒト「冗談だろ? あの爺さんに怖いものなんてある訳ない」
   ネス「そうかな?」
  キヒト「そうだって」
   ネス「んー……」

      (バンッ!!)

  サノメ「っ……っ……!!」(全速力で走って出てくる
   より「お」
   ネス「えりー。どうだったー?」
  サノメ「やっぱり駄目だったッス!! わかってたッスけどね!!
      超格好悪いッス!! 俺今晩眠れないかもしれないッス!!」(脚ガクガク
   より「お前ら双子して怖がりかた面白すぎ」
  サコツ「宝部屋大喜びだねぇ」
  サノメ「仕方ないッスよ怖いもんは怖いんスから!!!
      あ、罰金ッスよねハイ!! 100ポケッス!! 
      はやく稼がないと正直キツイッス!!」(震える手でお金を押し込む
   ネス「あー俺頑張らなくて良かった」
   より「こいつ取り分無しな」
  キヒト「賛成だ」(ゆきまひと準備をしながら
   ネス「えぇ~? 俺が説得しなきゃミオ様は首を縦に振らなかったのに~?」
  サコツ「縦に振ったわけじゃないと思うんだケドねぇ」
   ネス「あ、わかる?」
   キト「……キヒト、心の準備は良いか?」
  キヒト「嗚呼。大丈夫だ」
 ゆきまひ「何度も言っていることだが、無理だけはするな。
      正直オマエが一番不安だからな」
  キヒト「心配要らない。これでも、此処に来るまでの間ずっと確認してた。
      俺はちゃんと、マキミト様の死を受け入れたってな……大丈夫だ」
 ゆきまひ「……なら行け。健闘を祈るぞ」
  キヒト「ああ」(振り返らずに入室

      (バタン)

   より「……正直、ああいうタイプが一番ダメージ大きいと思うんだけどな」
   キト「ああ、我もそう思う」
   ネス「俺も同意ー」
  ウノメ「じゃ、じゃあなんでキヒトさんを連れて来たんスか……?」
  サノメ「そうッスよ! あ、アレッスか!? 罰金目当て!」
   ネス「サノメ君ちょっと黙りな?
      ……ちょっとそろそろ痛い目に遭わないと駄目だと思ったの。
      よりもなんでしょ?」
   より「いんや。まあ、ネスの意見もごもっともだが」
   ネス「じゃあ何?」
   より「アイツの一番怖いもの、“それ”じゃないんじゃないかと思って」
ゆき&キト「「は?」」

      (バンッ!!)

  キヒト「……っ!」(出てきてすぐへたり込む
   ネス「やっぱり駄目だったね」(やれやれ
 ゆきまひ「おい、しっかりしろ。
      あんなものショックを受けないはずがないんだ。
      無理に踏み越えなくたって――」(キヒトの傍まで来る
  キヒト「……違う……違うんだ」
 ゆきまひ「?」
  キヒト「なんで、あんな……あんなものが……?
      あれが俺の恐ろしいものだって……? そんな、可笑しいじゃないか……」
   キト「とにかく、すこし落ち着け。ほら」(少し離れたところの椅子まで肩を貸す
   ネス「キヒトも罰金徴収は後ね。
      ……さて、それじゃあ頑張ってらっしゃーい!」(よりに肩パン/痛くない
   より「へいへい、任せておきなさい」

      (バタン)

   ネス「…………」
   キト「ひとまずそこで気を落ち着かせろ。いま茶を――」
  キヒト「……なあ、キト、ゆきまひ……俺……マキミト様のこと、好きだったよな?
      誰よりも大切に思ってたんだよな……?」
   キト「馬鹿なことを聞くな、決まっているだろう。
      誰がどう見ても、お前もいくさとも、マキミトを愛していた」
  キヒト「……じゃあ、さ……なんで……なんで俺は……あの人の笑顔が怖いんだ?」
ゆき&キト「「!」」
  キヒト「可笑しいじゃないか……そんなに愛してる人が、
      ただ自分に向かって笑ってる……
      それが一番恐いものだなんて、どう考えたって可笑しいだろう!?
      しかもなんで、なんで俺は逃げ出してるんだよ!! 
      ずっと笑ってほしかった人が、やっと俺に笑い掛けてくれたんだぞ!?
      そこは駆け寄って抱き締めてやるところだろう!
      なのに……なんでっ……!」
   ネス「――キヒトさ」
  キヒト「!」
   ネス「俺はマキミトさんの事ぜんっぜん知らないし、
      本来なら口出すべきじゃないんだけどさ、
      でもぶっちゃけイライラするから言わせてもらうわ。
      キヒトさ、嫌いと恐いがイコールだと思ってるの? 
      それとも好きだったら恐くちゃいけないわけ? 違うでしょ?
      好きだから恐いんだよ。大切過ぎるものは触れないんだよ。
      それがいけない事だとでも言うわけ?」
  キヒト「でも! ……いや」
   ネス「好きな人を……自分を大切にしてくれた人を大切にするのって、
      そんっっっなに駄目な事だった?」
  キヒト「そんなわけ!」(立ち上がる
   ネス「じゃあ、それは乗り越えなくていいじゃん」
  キヒト「え?」
   ネス「大切だから恐いってんなら、恐いままでいいじゃん。
      今も大切なままって事なんだから」
  キヒト「……ネス」

      (ギイィ……)

   一同『!』
   より「ないわーアレはずるいわー」
   ネス「うーわ面倒臭い怖がり方だー」
   より「だってアレはないわー俺んちガンガン燃えてるんだぜー
      家族までガンガン燃えてるんだぜー超ないわーSANチェックだわー」
  ウノメ「なんスかSANチェックって」
  サノメ「てか、壮絶な過去をベラベラ喋りすぎッス」
   キト「過去にあった事とは一言も言ってなかったが……?」(苦笑
 ゆきまひ「おい」(サコツを送り出した後、よりを小突く
   より「うぃ~っす、なんスか~?」
 ゆきまひ「……なかなか良いリーダーじゃないか」
   より「?」
   ネス「ハイそれじゃあ罰金徴収のお時間でーす♪」
   より「これが?」
 ゆきまひ「……ごほん」(咳払い
  ウノメ「てか兄貴、どうするんスか? サコツも駄目だった場合」
  サノメ「流石に具体策を考えないと不味いッスよ」
   ネス「うーん、そうだね。誰かが克服するまで待つってわけにもいかないし……」

      (ゴーン……ゴーン……/どこからか鐘の音)

   一同『!』

      (ギイィ……)

  サコツ「お待たせー仕掛け解いたよぉー」(ケロッ
   ネス「早っ!!」
   より「てか凄っ!!」
  ウノメ「怖くなかったんスか!?」
  サノメ「この速さだったら葛藤もなしッスよね!?」
  サコツ「そりゃあ何もなかったからねぇ。あ、呪いの鏡はあったけど
   一同『……は?』
  サコツ「いやぁ、アタシって怖いものとかないから」(ケラケラ
   ネス「いや、でも弱点とか……」
  サコツ「アタシ痛み感じないしぃ」
  ウノメ「カナバシさんが居なくなったらとか……」
  サコツ「また探せば良いしぃ」
  サノメ「カナバシさんが死んじゃったりとか……」
  サコツ「むしろ死にたがってるしぃ」
  キヒト「カナバシに嫌われたとか……」
  サコツ「それはそれで興奮するしぃ」
   より「お前一人だけ取り残されたとか……」
  サコツ「それはそれでやる事あるしぃ」
   キト「醜いもの……」
  サコツ「それもっと今更ー!」(ゲラゲラ
   一同『…………』(頭抱え
 ゆきまひ「最初からコイツ一人で良かったなぞ……」
   ネス「なんというか、もう……すみません……」




      《翌日 正午 折れた止まり木》

      (カランカラーン……)

   ネス「ただいまー」
   店長「ごくろーさん」(お酒ちびちび
   みる「おかえりなしゃい!」
  コマナ「お疲れ様! どうだった?」
   ネス「バッチリ♪」
  サコツ「カナバシさまぁ~サコツ大活躍でしたよぉ~!!」
 カナバシ「…………」(ガン無視
   店長「そんじゃ稼ぎを報告して貰おうか。成績に関わるからね」
   ネス「はいよ。ウノメ、サノメ、お願いね。
      みるは俺に紅茶」
  右&「らじゃッス!」
   みる「あいでしゅ!」
シンフォニ「噂のお宝はキヒトたちに譲ったのであるか?」
   より「うんにゃ。アレは俺達もキヒト達も持ってたって仕方ないよ」
   ネス「冷静になって考えてみればさ、キヒトが持ってきた言い伝えでは一言も
      “巨万の富”とか“金銀財宝”とかなかったんだよね。
      ま、貴重な資料だから、こっそり写しを貰ったんだけど」
      (沢山の男女同種ペアが“逆さの王”を囲んでいる画の写真を見せる)
  コマナ「これって?」
   ネス「多分だけど……全ゴーストタイプのアダムとイヴ」(ぼそっ
シンフォニ「きょ、巨万の富どころではないのでは……!?」
   ネス「かもねー。見たことない種族もいるし、すごいお宝ではあるよ、うん」
   より「つっても、これも閲覧禁止書物に分類される。
      まあ海底遺跡事件のおかげでその辺も無くなっていくんだろうけど」
  コマナ「……ちょっと待って。つまり、現段階ではこれって」
   ネス「違法デス★」
  コマナ「カナバシ、点火」
 カナバシ「おう」(ほのおのパンチでチョンッ
   より「ちょっ!??」
   ネス「情報屋に売ればまさしく巨万の富なのにいいぃぃ!!」
  コマナ「欲をかきすぎると?」
 カナバシ「溺れて死ぬぞ」
   店長「……アタシさ、コマナももう克服してる気がするんだよね」
  右&「ッスよねー」




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自己紹介:
pkmn大好き擬人化描きの腐&夢。異色肌はデフォでトカゲ人が性癖。
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